Shop &History 髙橋洋服店について

Message メッセージ 高橋純(店主)

ビスポーク、注文服が注文服であたるためにもっとも大切な要素は何でしょうか?

高橋純 近年、パターン・オーダー、システム・オーダー、あるいはサイズ・オーダーなど新しい洋服購入のための選択肢がふえてきています。洋服を購入するにあたって服地を選択し採寸をしたうえで、もっとも寸法に近いサイズで生産にとりかかるというものです。ウェストの寸法を調整し、袖丈や股下寸法をアジャスト、フロントの釦の数や襟幅の変更、サイド・ヴェンツかセンター・ヴェントさらにズボンのタックの数までも選択できる・・・・ということになれば、注文服と言えないことはありません。しかしそれだけで、本当のビスポーク=オーダー=注文服と言えるでしょうか。
私共が考える注文服で最も大切なことは「体型補正」です。同じ身長175センチのお客様でも、胸を張った姿勢のいい方もいらっしゃれば、うつむき加減で背中の丸い方もいらっしゃいます。同じバスト95センチでも厚みのある胸なのか、扁平な胸なのかで裁断は違ってきます。同じウェスト80センチでもベルトの止まる位置が高い方もいらっしゃれば、低い方もいらっしゃいます。O脚もあればX脚もあります。それぞれの体型で型紙はまったく違ったものになるのです。
私共では、専門の技術を習得したうえで経験を積んだ裁断師が、体型観察をしながら採寸をいたします。採寸を担当した裁断師は、採寸データをもとに体型補正とお好みを加味しつつ、お客様一人一人のために型紙をすべて手作業で作成いたします。担当の裁断師の手によって裁断された服地は仮縫いされ、ご試着いただいた後、その型紙に修正が加えられて、はじめて本縫いが始まります。作られた型紙は末永く保存され、その後はご注文のたびにご寸法の増減や体型の変化、さらにはトレンドなどの微調整が加えられてまいります。
また本物の注文服には高度の縫製技術が欠かせないことは申すまでもありません。私共ではすべて自家工場で熟練の裁縫師と新進気鋭の裁縫師が、担当裁断師と密接な連携をとりながら、一針一針丹精込めて皆様のお洋服を縫い上げております。ですから、お客様の体型、お好みを十分に理解した裁断師の意向が、裁縫の隅々まで行きわたるわけでございます。
正確な裁断と丁寧な縫製。いずれが欠けても本物の注文服とは申せません。私共のスタッフはなによりも「まず技術者たれ」を心掛けて日々研鑽を積んでおります。

1949(昭和24)年5月
5月13日 高橋 馨の長男として銀座4丁目に生まれる
1972(昭和47)年3月
慶應義塾大学経済学部卒業
1972(昭和47)年4月
株式会社 髙橋洋服店入社 工場勤務につく
同時に 日本洋服専門学校入学
1975(昭和50)年3月
同校卒業 直ちにイギリス留学
1976(昭和51)年7月
LONDON COLLEGE OF FASHION
BESPOKE TAILORING COURSE を日本人として初めて卒業
1976(昭和51)年12月
帰国 直ちに 株式会社 髙橋洋服店にて店舗勤務を開始
1982(昭和57)年2月
同取締役
1985(昭和60)年2月
同専務取締役
1991(平成3)年9月
現職

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