Concept 私達はこのようなコンセプトで本物の洋服作りを続けています

2.サイズのあった背広ならよいのか

現在の既製服の大量生産技術によれば、かなりの寸法のヴァラエティーをカヴァーするサイズを作ることが可能です。自分の寸法に近いサイズの服を選び、あとはズボンのウェストや股下の長さ、上着の袖丈などをアジャストすることによって、一見、身体にフィットしているかのように見える背広を手に入れることが可能です。 しかし背広というのはそんなに単純なものでしょうか。背広を単なる作業服=消耗品と捉えるならばそれでもいいのかもしれません。日本のビジネスマンは年間200日以上ビジネス・スーツを着ているといわれています。1年の6割近くの日々を、ただの作業服を着ているだけで過ごすのでは、あまりにも毎日の生活が寂しくありませんか。ビジネス・ウェアーという限られた条件の中で、何かを主張、発信できないだろうか。限られた条件の中でも、なんとかお洒落を楽しむことはできないだろうか、と考える方はたくさんいらっしゃるはずです。確かに最近では既製服でもそれなりにお洒落をして自己主張をし、情報を発信することは可能になってきたと思います。しかしあくまで既製服は既製服です。すでにできあがっている服の中から、自分のサイズ、好みに近いものを探すという事実に変わりはありません。すでにできあがってしまっているものに自分の好みをあわせるのではなく、自分の好みのものを誂え、自分の意思を主張する。それが本来の姿ではないでしょうか。

  • 1.誂える時代から買う時代へ
  • 2.サイズのあった背広ならよいのか
  • 3.注文服の味は心の満足感
  • 4.注文服の価値は技術料、安心料そして満足料
  • 5.いいものを長く愛用する
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