注文服ができるまで

服地の選択と採寸2 服地の選択・採寸時に服のディテールに関して質問事項

ジャケットに関して

フロントの釦の数は

フロントの釦の数は、一般的には少ない方がドレッシーとされています。ですから礼装では、モーニング・コートも、ディーナー・ジャケットも一つ釦です。でも、ビジネス・スーツならば、二つ釦も三つ釦もトレンドとお好みで、どちらでもいいと思います。

ジャケットの名刺入れ

ジャケットに名刺入れを入れるポケットお作りしますか?

そういえば、小さなポケットがありましたね。あれは名刺入れだったのですね。ナルホド。

昔、祖父は余計なポケットは既製品みたいでミットモナイ・・・・と言っていたらしいですけれど、最近はそんなことは申しません。自分で使ってみるとあればやはり便利です。内ポケットとして携帯入れ等も作れます。既製服ではできない、ポケット類の大きさや深さの指定も注文服ならではの魅力ですから。

センター・ヴェントとサイド・ヴェンツ

これは聞かれると思っていましたが、もともとどのような違いだったのでしょうか?

センター・ヴェントは「馬乗り」。サイド・ヴェンツは「剣吊り」と訳しています。
礼服で馬に乗ることもないだろうし、剣も吊らないだろうということで、礼服はすべてノー・ヴェントが原則でした。でも今ではそれほど気になさることはありません。
サイド・ヴェンツは、ポケットに手を突っ込むクセのある方には便利ですけれど、お座りになったときに、注意しないと背中の布が持ち上がってきて、シワになりやすいです。

ズボンに関して

ズボンのポケットは斜めにしますか?それとも縦?

2種類あるのはわかりますが、なにか違いはあるのですか?

特に意味はありません。ナナメの方が手を入れやすいが、口が開きやすいのも欠点なのです。
ズボンの後ろポケットは蓋(フラップ)付、それともボタン留め、どちらがいいでしょう。

なるほど、ズボンの後ろポケットですね。見せてもらってわかりました。蓋付きなどもあるんですね。

昔は基本的には蓋がついていたらしいです。 進駐軍が入ってきて、アメリカの軍服や既製服が蓋を節約して作っているのが流行って、右は蓋も釦もなし、左だけ釦付きのスタイルが一般的になったそうです。

ズボンのタック

タックなし、タック1本、タック2本の違いはどんなことなのですか?

タックの本数が多いほうが、ヒップ周りに余裕が出ます。ということはヒップ周りが太めになります。タイト・フィティングがお好みならば、タックの本数は少なくします。

裾口はシングル、ダブル?

なにか意味はあるんでしょうか

もともとお洒落で有名だった英国の貴族が、雨の日に裾が汚れないように折り上げたまま元に戻すのを忘れていたのを見た人々が、“最新流行の着方”だと勘違いして流行ったもの・・・・と言われています。本来はシングルが基本ですから、すべての礼服のズボンはシングルです。最近はまったくのお好みとその時代のトレンドでお考えいただければ宜しいでしょう。

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